Xデー⑩「慰謝料」のこと

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夫の裏切り

今回は「慰謝料」のことについて書きたいと思います。

話し合いの中で、私は夫に問いかけました。

「あなた、以前に“浮気したら1000万円払う”って誓約書を書いたでしょ?」

すると夫は平然と、こう言い放ったのです。

夫

そんなもん、知らん。

そんな覚えはない。

数年前、その話題になったことがあるのに──。

覚えていないはずがありません。

──都合の悪いことは絶対に認めない夫。本当に呆れるばかりです。

当初、私は「誓約書にサインをした事実があるのだから、たとえ原本が手元になくても請求できるのでは?」と考えていました。

けれど探偵の言う通り、そんなに簡単にはいきませんでした。

金額が大きいし、証拠がなければやはり無理だと分かりました。

悔しいですが、これは諦めるしかありません。


その後、話題は慰謝料に移りました。


「女の部屋に行って不貞行為していないって言うなら、その証明をしてよ。

できないなら、女のところに行って直接聞いてくるわ。」

夫

やめてくれよ!

慰謝料払えばいいんだろ?

さらに夫は、

もうこの話は二人だけにしたい。他の人に迷惑をかけたくない

などと、呆れる発言までしました。

どこまで能天気なのでしょうか。

自分のやったことの重大さを、まったく理解していないのです。


ところが次の日。

私は示談書の控えを渡しながら言いました。

「ここに私の振込先が書いてあるから、そこに振り込んでください。」

すると夫は、信じられないことを口にしました。

夫

払わん

「え?昨日払うって言ったよね?」と問い詰めても、頑なに拒否するのです。


私はその夜、最後の切り札を切りました。

「あなたが慰謝料払わないなら、かわりに相手の女に請求させてもらうわ。」

私がそう言った途端、夫は即座に怒鳴るように言いました。

夫

ちょっと!やめてくれよ!

払えばいいんだろ!払ってやるわ!

よほど相手女性に知られるのが嫌なのでしょうね。

女にはいい顔をしたい——夫のプライドの高さが、こういうところにも現れています。


こうして、なんとか不貞慰謝料として300万円を支払う約束を取りつけました

もちろん夫の言葉はまったく信用できません。

それでも──

“Xデーで得たもの”として「慰謝料を払うと口にさせた」

これは大きな収穫でした。

これで「Xデー」の話は一旦終わりです。

次回はXデーのまとめを書きます。

▶ 前回の記事をまだ読んでいない方はこちら →Xデー⑨心をえぐられる音の暴力の始まり

※これまでの夫の裏切りの経緯は、裏切りの年表で時系列で確認できます。

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