夫を調査している中で、新たな女の存在が明らかになりました。
週末、「仕事に行く」と言って出かけた夫。
でも、彼が向かったのは会社ではなく——別の場所。
女の部屋だったのです。
その事実を知らされたとき、目の前がぐらぐらと揺れるような感覚がありました。
これまで調べて分かっていた二人の女。
そのうちの一人は“竹原”という名前であることも、すでに把握していました。
けれど今回、新たに浮かび上がった名前は、そのどちらとも違っていたのです。
私の知らない名前。
知らない女。
まさか、まだ他にもいたなんて——
私が把握した女は、これが三人目。
いったい、私はどれだけ騙されてきたのか。
何を信じてこれまで暮らしてきたのか。
気づけば、息をするのも苦しくなっていました。
さらに調査を重ねていくと、
夫がその女の部屋を訪れる日には、必ずED薬が一錠減っていることがわかりました。
それを知ったとき、不貞の確信が一気に私の中で形になりました。
夫は、この女と関係を持っている。
夫の持ち物からED薬を見つけた時点で、誰かとそういう関係にあるのだろうとは思っていました。
でも、こうして相手の存在がはっきりと確定すると、怒りで手が震えました。
探偵とも話し合い、調査の焦点をその女との関係に絞ることにしました。
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