夫の不倫調査は、最終的に約5ヶ月にわたりました。
思った以上に長期戦になった原因はいくつかあります。
- 対象の女性が複数いたこと
- ホテルではなく、女性の部屋で不貞行為が行われていたこと
- 不貞行為の頻度がそれほど多くなかったこと
そのため、証拠を押さえるまでに時間がかかりました。
実はさらに途中、もう一人女性が増えていたんです。
それには、さすがの探偵の方も驚いていました。
そのときのことは、過去のブログにも少し触れています。
正直なところ、私はもうため息しか出ませんでした。
呆れるほどの夫の酷さ。
もっと長く調査を続けていれば、この女性との関係も明らかになったかもしれません。
でも、私はもう追うのをやめました。
これ以上、お金も時間も、そして精神力も使う意味が見出せなかったのです。
最終的には、夫の不貞行為を証明できるであろう証拠を押さえることができました。
そして、打ち合わせを重ねながら調査を進めた結果、最終的な費用は3桁万円にのぼりました。
ある程度は覚悟していたとはいえ、私の人生で一番高額な“買い物”となりました。
まさか、こんなことにお金を使う日が来るなんて…。
この費用は本来、夫婦にとって必要がないはずのものでした。
けれど、それによって得た証拠は、今の私にとって揺るぎない支えとなっています。
調査期間中は、真実を知りながら、知らないふりをして日常を装う生活。
その辛さと、問い詰めたいのにできない葛藤。
そして夫への監視の緊張感。
夫の裏切りの事実と、張りつめた毎日で押しつぶされそうな感情が、重く私にのしかかっていました。
私は、心が壊れそうなほどでした。
「早く終わってほしい」
それだけを願う毎日でした。
夫の言動の”嘘”を目の当たりにして、
その嘘に対して、つい悔しくてわざと詳しく聞こうとすると
夫は逆ギレして、機嫌を悪くする。
そんな関係になってしまい、後半はもう夫と笑い合う会話もできませんでした。
家の中の会話も、どんどん減っていきました。
この調査で突きつけられた現実に、私は心の限界を感じていました。
ー次回は、心療内科を受診するまでの話を書こうと思います。
▶ 前回の記事をまだ読んでいない方はこちら →不倫調査⑨〜探偵に止められた一線〜
▶ 続きはこちら →不倫調査⑪〜心療内科のドアを開けるまで〜
※これまでの夫の裏切りの経緯は、裏切りの年表で時系列で確認できます。
コメント