慰謝料の金額が決まり、離婚に向けた書類の準備も整いました。
あとは、探偵からの調査報告書を受け取るだけ。
Xデーは、その報告書の仕上がり次第で日程が決まります。
しかし――。
調査回数が多かったこと、そして対象となる女性が複数いたことから、
「報告書の完成には一か月かかる」と探偵に告げられました。
夫に話す“その日”を目標に、ここまで必死に頑張ってきた私。
でも調査は延長に延長を重ね、気づけば開始から4か月。
私の心は、もう限界を迎えていました。
「一か月も待てない……」
そう探偵に訴え、早急に報告書をまとめてほしいとお願いしました。
そして、いざXデーが近づくと、今度は別の感情が押し寄せます。
とてつもない緊張と、恐怖でした。
夫を目の前にして、言いたいことを本当に全部言えるだろうか?
書類にサインをもらえるだろうか?
不安で押しつぶされそうになった私は、次の準備を始めました。
- 話したいことをすべて書き出す
- 証拠や書類をどのタイミングで出すか整理
- 証拠書類はコピーを取り、万一破棄されても困らないよう準備
- 「シナリオ」を作成。セリフと証拠の提示順まで決める
何度も何度も書き直して、長い長いシナリオになりました。
この数か月の夫の裏切りで受けた私の苦しみをどう伝えるか……
考えて、書いて、また考えて。
さらに、相手女性に送る手紙も印刷し、返信用封筒まで同封。
夫との話し合いが終わったら、すぐ発送できるようにしました。
これで、準備はすべて整いました。
あとは、探偵からの報告書を受け取るのみ。
“Xデー”が、もうすぐそこまで迫っていました。
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