探偵とは、調査の打ち合わせで何度も二人で会いました。
その際、調査内容だけでなく、今後報告書をもとにどのような対応をしていくかについても相談していました。
普通、探偵といえば「調査のみ」に対応するものだと思います。
ですが、私の担当してくれた探偵は「調査後」の話にも耳を傾けてくれました。
もちろん法の専門家ではないため、あくまで探偵の知識と経験からのアドバイスです。
それでも、仕事柄弁護士とのつながりもあり、知識も豊富。
離婚の知識ゼロだった私にとって、とても頼りになる存在でした。
探偵とは、慰謝料の金額、相手に対しての対応の他、具体的な財産分与、さらに家計管理の話までしていました。
そんな中、私の盛りだくさんな離婚の要望に対して、探偵からこんな指摘がありました。
「旦那さんにも逃げ道を作ってあげないといけません」
当時の私はまだ、夫の裏切りがすべて私に知られ、言い逃れできない状況になれば、私の要望通りに進められると信じていました。
夫に対しての慰謝料で、私が1000万円の話をした時も
「それは現実的ではないです。」と止められました。
↓その話はこの2つの記事で書いています。
そのうえで探偵が提案してくれたのが、
「離婚協議書を作って公正証書にする」という方法です。
これなら法的な効力を持たせることができ、さらにこの中に「年金分割の合意」を盛り込めば、年金事務所での手続きを私一人で行えるという利点もありました。
私はこの日を境に、自分の理想とする離婚の形を文章にまとめてみることにしたのです。
次回は、私が作った「理想の離婚協議書」の内容についてお話しします。
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