Xデー⑨心をえぐられる音の暴力の始まり

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夫の裏切り

夫に証拠を突きつけた、その夜から──

「音の暴力」が始まりました。

寝室から、ドン!ドン! と響く大きな音


何かを蹴っているのか、叩いているのかはわかりません。

きっと「調べられていたこと」への怒りを抑えきれなかったのでしょう。

ドアの開け閉めの大きな音、キッチンの扉を乱暴に閉める音。

その一つひとつが怒りをぶつける音になっていました。

バン!

そのたびに私は恐怖に包まれました。

もしその矛先が私に向かったら──。

力では絶対にかなわない。

そう思うと呼吸が乱れ、心臓や胃まで痛くなりました。

その夜だけでなく、翌日も、そのまた翌日も。

夫は毎日外でも家でもお酒を飲みますが、外で大量に飲んできた日には、その「音の暴力」はさらに激しさを増しました。

下の階の住人にも響いているはずなのに、そんなことは気にも留めない様子。

怖くて、怖くて。

夫が帰ってくること自体がストレスとなり、帰宅時間が近づくと胸が締めつけられるほど心臓が痛みました。

この態度からも、夫が自分の行いを反省していないことは明らかです。

そこにあるのは、ただ「私への怒り」「バレた悔しさ」だけ。

──なぜ私が、こんな恐怖を味わわなければならないのか。

ただでさえ裏切りで心が壊れているのに、どうしてさらに傷を深めるようなことをするのか。

夫は、私にとって「尊敬できる人」から完全に墜ちていきました。

今はもう、軽蔑の感情しかありません。

あれから数ヶ月。

音の暴力は、洗濯物を取り込むときなどに時折あらわれますが、以前のような激しさはなくなりました。

それでも──。

「また始まるのではないか」という不安は消えず、毎日その恐怖とともに過ごしています。

「音の暴力」についてはこの記事でも書いています↓

▶ 前回の記事をまだ読んでいない方はこちら →Xデー⑧母との電話のあとにあふれた涙

▶ 続きはこちら →Xデー⑩「慰謝料」のこと

※これまでの夫の裏切りの経緯は、裏切りの年表で時系列で確認できます。

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