夫の家族と同居生活を数年していましたが
夫に海外赴任の辞令が出て
子供と夫とだけの初めての生活になりました。
海外での家族４人の生活は
窮屈な同居生活から開放されて自由にはなりましたが
言葉が通じない場所での生活でしたので
不自由なことや不安な事もたくさんありました。
しかし現地に日本人がたくさん居ましたので
色々教えてもらいながら
なんとか生活をしてました。
長期休みになると他の日本人家族は、近くの国に旅行など
短い海外赴任期間を満喫
しかし、我が家は夏休みなどの長い休みに旅行するぐらいで
夫はしょっちゅう近隣の国への出張があり
残された私と子供は近くの公園に行ったりして休みを過ごしていました。
そんなある日
夫が出張から帰ってきた旅行バッグを見ると
「JAL」のシールが付いていました。
あれ？なんでJALの札がついているの？
出張先にはその航空会社は使わないのに・・
絶対おかしい・・
そこから私は
夫を調べることに。
夫の財布をそっと確認
中から「ホテル日航」のレシートを発見
ホテルの最上階ラウンジでケーキを食べたレシートでした。
来店人数２名と印字
絶対これは
女だ
私は忘れ物をしたかのようにホテルに電話をし、
その部屋を二人で利用していることをさり気なく確認。
その後
夫の手帳とパスポート（いつも隠している）をなんとか見ることができ
なんと！
日本へのカラ出張が１０回ほど行っていることが分かったのです。
手帳には有名な温泉地の地名が書いてあり
数日間線を付けて「バカンス」と記入されていました。
もちろん出張と嘘を言って出かけていった期間です。
住んでいる国から日本へは往復安くても当時の金額で１０万はかかります。
単純に計算しても１００万ｗ
そんなお金どこから出したのでしょう。
しかし、なによりも悔しいのが
私と子供が日本に帰れたのは海外赴任中２回だけ
その一回一回がとても貴重で
日本への家族や友人へのお土産の準備や
日本で買って持ってきたい物もたくさんあって
スーツケースに入るだろうか？
何キロになるだろうか？
そんな心配をたくさんして帰国を待ち望んでしていたのです。
それなのに夫は
小さなカバン一つで日本に帰国し
数日女と過ごして
手ぶらで帰ってきていたのです。
それが悔しくて悔しくて・・
私は怒りで夫のために数日前買ってきた高級ブランドのマフラーを
切り刻みました。
本当は夫のスーツ全部切り刻んでやりたかった
さすがになんとか理性で収めましたが・・
夫は私への問い詰めに対して
「言わなかっただけ」
「女の理由で日本に帰っていたのではない。」
私にそのことを謝ったかどうかは記憶にはありません。
でも絶対に不倫だと認めなかった。
あのときもっと問い詰めればよかったと今から思うけど
嘘を平気でつく夫なので
きっと自分が不利になる本当の事は言わなかったでしょうね。
でもこれが不倫帰国だったことは
後に確信となるのです。
私は大きなショックを受け
家事をする気にもならず
しばらく寝込んでいました。
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